コラム

2月の奈良の楽しみ方
~ルミナリエじゃないよ、なら瑠璃絵~

2020年2月6日

皆さまこんにちは、鞄工房山本の晴之です。
先日の節分はいかが過ごされましたでしょうか。前回のブログ記事では、奈良県内で豆まきの行事をしている神社やお寺をご紹介しました。

★過去のブログはこちらから
<2020年2月1日>「2月の奈良の楽しみ方~節分の豆まきをはしごする~」

しかし、2月の奈良の行事といえば節分だけではありません。
2010年から始まった「なら瑠璃絵」というイベントをご存知でしょうか。 バレンタインデー付近のこの時期に奈良公園一帯で行われる一大イベントに迫ります!

しあわせ回廊「なら瑠璃絵」

しあわせ回廊「なら瑠璃絵」とは簡単に言うと!
早春の時期に夜間特別拝観を実施される春日大社、興福寺、東大寺を、しあわせいっぱいな瑠璃色の光の回廊でつなごう!という催しです。 しあわせは、手のひらのしわとしわを合わせることって言いますよね。昔から私たち日本人は、お寺や神社などで合掌することで心が洗われ、 しあわせが訪れることを祈ってきました。その奈良に馴染んだ美しい風景を、幻想的な瑠璃色で包みこもうというわけです。 「なら瑠璃絵」、どこかで聞いたことがあるフレーズだとしても、おそらくそれとは無関係であります。多分。

なら瑠璃絵の開催される期間は2月8日(土)から14日(金)までのちょうど1週間。 その期間中は18時から21時頃まで周辺エリアは綺麗なイルミネーションで彩られています。 特に!イルミネーションは3社寺のちょうど真ん中付近にある「奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~」が見どころのようです。
上述したように春日大社、興福寺、東大寺はそれぞれ夜間特別拝観をされているので、いつもとは少し様子の違う夜の寺社をご覧いただけますよ。 お寺だけでなく、奈良国立博物館も夜間特別開館しているとか! それぞれの境内でも五重塔や金剛力士像などが美しくライトアップされているようで、見応えは抜群!

また、奈良公園付近が初めての方でもまわっていただきやすいように、「夜参り提灯」と題してナビゲーターが案内してくれるとか。 提灯を実際に持ってまわれるようです。しかも無料。 またまた、最終日にあたる2月14日バレンタインデーはなんと奈良公園140歳のお誕生日! それを祝したカウントダウンイベントでは盛大な花火が打ち上がるとか!冬の花火、粋ですね。

なら瑠璃絵の瑠璃色ってどんな色?

ところで、なら瑠璃絵の名にある「瑠璃色」ってどんな色なのでしょうか。 青系統の色だということはわかるのですが、鞄工房山本の鹿革製品18色を扱う身としては、もっと掘り下げないと気が済みません。
早速 Wikipedia 先生に聞いてみると、どうやら「紫みを帯びた濃い青」のことなんですね。宝石でも「瑠璃(英名ではラピスラズリ)」がありますよね。 それに因んだ色が「瑠璃色」、そのまんまです。

瑠璃色

当店の鹿革で言うと、「紺藍」がどうやら近そうですね。
仏教の世界では七種の宝(ななくさのたから)と呼ばれる、貴重とされるものたちがあります。 金、銀、玻璃(はり、水晶のこと)、硨磲(しゃこ、シャコガイの貝殻)、珊瑚、瑪瑙(めのう、宝石)、そして瑠璃です。 ここから、金や水晶と並ぶぐらい大切にされていたことがわかりますね。 宝石のラピスラズリはその幻想的な煌めきから神に通じる石とされ、昔から不思議な言い伝えが世界各国にあるようです。 そのためか、祈祷やお守りに使われることもしばしばあったとか。

そんなミステリアスな瑠璃色と厳かな奈良の寺社が合わさる夜は、特別なものになること間違いありません!私も気になるので行ってみようと思います! 前回も今回も記事内で写真をお見せできておりませんが、なら瑠璃絵のレポートはたくさんの写真、楽しみにしておいてくださいね!

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 公式サイト