皆様こんにちは。香久山鞄店です。 コラムで柿渋染め帆布バッグシリーズ。2回続けてメッセンジャーバッグの記事をお届けしました。 今回は
じゃーん。もう一つメッセンジャーバッグ! そうとも言えるのですが、言い切るのも微妙。実は、
カブセがついていても主要部はファスナー開きなのです。 これは、「なんちゃってメッセンジャーバッグ」!? いえいえ、本格的な見た目&造り「プラス」 ファスナー開閉の便利さを実現したのです。 実際、「ハイブリッドな」このタイプも安定した人気を誇ります。
背面には、全幅ポケット。
あると頼りになります!小さめの留め具を選んで、中にできるだけ大きいものを入れられるようにしています。 柿渋染めシリーズを作っている人たちは、お客様のお声を反映しながらバッグを作っておられるので、こうした細やかな工夫が徐々に加えられていきます。そして、カブセのついたポケットはマチとファスナーがついた安心の設計。
ちょっと慌てていて、カブセをギボシで閉められないときでもファスナーを閉じればO.K.。このサイズだと、あれが入ります。この季節とくに、あれはバッグの中に常に潜ませたい。
そして、この長方形な形を見ていると入れたくなるのが本。 このサイズなら、単行本でも入ります。
(写真を撮る都合で本をはみ出させていますが、すっぽり収まってもちろんファスナーも余裕で閉まります!) この実用的なサイズと、ファスナー開閉。旅行に使いたくなると思ったら、撮影の小物によち子さんが貸してくれた本が丁度いい内容。
そう、色んな所に旅行に行きたくなります。お気に入りの本と、念の為の傘を入れて旅にでませんか。
「旅の達人」ときくと私はまず彼をおもいうかべます。
『タンタンの冒険』(Les Aventures de Tintin/ Hergé著) は1929年に子供向け雑誌での連載が始まりました。今更ながら、大変な時期にスタートしたのですね。それでもいつもしゅっとしておられます。
続きまして、2年間もお母さんを探して12,000km以上旅したこの方。
マルコ・ロッシさん(日本でいうと山田太郎さん)。
旅の始まりは1882年という説もありますが確かめられませんでした。 彼のバッグも使いやすそうです。時々パンやりんごを直にバッグの中に入れていたので、バッグ兼お弁当箱ですね。
はっ。しまった。2人共未成年ではないか。香久山鞄店のお客様は大人ばかりなのですが。
ともあれ、若くして旅の達人となった二人の共通点は、 〈動物を相方にしていること〉 あっ、違う、 〈いい感じの革靴を履いていること〉。やっぱり昔は皆ちゃんと革の紐靴を履いているのですね! また違う、何をゆーてるねん、もとい、 〈メッセンジャーバッグ!〉
タンタンとマルコ、二人の旅した時代ほど大きな戦争はないかもしれませんが、ある意味今のほうが物騒で、かつ持ち物も多様化していることを思うと、こんなハイブリッドメッセンジャーバッグもおすすめです。
香久山鞄店 二見