こんにちは。革と帆布のセレクトショップ 香久山鞄店のスタッフ 南浦マチ子 です。
今回は、【謎の多い鞄店】の続編として、当店の謎をまだまだお伝えできればと思いますので、どうぞお付き合いください。
天香久山の麓に一軒の木造の家がありました。
そして付近には
ここから鞄工房山本へは進入できません
鞄工房山本 専用駐車場
鞄工房山本 第2駐車場
鞄工房山本
という看板が出ていました。
店の周辺には「鞄工房山本」を示す看板ばかり。
今回は、皆さまに当店(奈良本店)をご案内いたします。
ある1台のきれいな車が、小旅行気分で、香久山鞄店を探していました。
「ここの店はどこから入ればいいんだろうね。」
「そこの道を入れば、すぐに着くんじゃない。」
それはだいぶ細い小路でした。設定していたナビゲーションも周辺で案内を終えるほどです。
それに、あんまりにも道が狭く、切り返すところもないので、時折、道に迷って進入した車がタイヤを落としてしまうほどでした。
「これは、戻った方がいいと思う。」
「道もかなり細くなったし。」
「それじゃ、このままバックしよう。」
二人は、大切な看板を見落としてしまっていたのです。
そして、こちらの小路に入った場合は、安全を確認しながら入って来た道をそのままバックしていただくのが、一番ベストな方法なのです。
次の角を曲がれば、駐車場が見えてきます。
「やっと着いたねぇ。」
「早く鞄が見たいね。」
二人は、車を降りて店に入ろうとしたとき
「うん?ここはお店かな?」
「そうだろう。早く店の中に入ろうよ。」
「いや、ここは鞄をつくっているんだ!」
そうです。「鞄工房山本」はランドセルの製造と販売を手掛ける会社なのです。
そして、二人が停めた「第2駐車場」にある建物はランドセル工房だったのです。
角を曲がってすぐの「専用駐車場」が店舗に近い駐車場でした。
車を停め直した二人は、店に急ぎました。
「うわさで聞いたとおり、「香久山鞄店」の看板は見当たらないね。」
「ほんとだね。」
二人は、店の中に入って行きます。
「ここも鞄工房山本だ。」
「どこまでも鞄工房山本だね。」
すると、店内に自動ドアがありました。
その向こう側には、どこもかしこもランドセルだらけ!
「だからさ、鞄工房山本というのは、やっぱり、ランドセルのお店なんだ。」
「そ、そ、その、・・・だから(間違えたんだ)。」
二人は、心でわんわん泣きました。
あまりのショックでとぼとぼ店を出ようとしました。
見ると、エントランスにあるのはやっぱりランドセルのフォトスポットだけでした。
自動ドアがふうと開きました。
そして後ろからは、
「お客さま、お客さま、」と呼ぶ者があります。
二人は店の奥へ入り、にわかに笑顔となって
「ここで間違いなかったんだ!」と心の中で叫びました。
店のスタッフがやってきて、そこで二人はやっと安心しました。
そしてお目当ての鞄を見て、ショッピングを楽しんだ二人は帰っていきました。
鞄工房山本では、自社製品のランドセル、鹿革で作った財布などの小物と
セレクトショップである香久山鞄店の商品をご覧いただくことができます。
また、香久山鞄店のコーナーは、スペースが限られているため、商品の中からピックアップしたものを展示しています。
店頭になくても在庫のある商品であれば、ご覧いただくことができるので、お気軽にスタッフにお声がけください。
不思議な不思議な鞄店
一見ランドセルの店にしか見えないセレクトショップ 香久山鞄店へ ぜひお越しください。
お客さまのご来店を心よりお待ちしております!