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素仕上げの鹿革を使用
「素仕上げ」とは、革を鞣す際の仕上げ工程でまったく、あるいはほとんど顔料を使用しない方法です。顔料は革の表面をコーティングするため、傷や汚れがつきにくく丈夫になりますが、顔料を多く使用するほど、革本来の風合いは感じられにくくなります。鞄工房山本では、ディアスキン(鹿革)本来の柔らかく繊細な触り心地を最大限に味わっていただくため、多くの製品で素仕上げの鹿革を使用しています。
素仕上げの革は、いわば化粧をしていない状態のため、顔料仕上げの革に比べて汚れがつきやすいというデメリットがあります。 その一方で、お使いいただくうちに革が馴染み、変化していく特性を持っているため、自分だけの風合いに仕上げていけるという醍醐味があります。
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夢こうろ染とは
平安時代より天皇のみに許された第一礼装である「黄櫨染(こうろぜん)」を染色作家・奥田祐斎氏が研究・アレンジをして現代に蘇らせた特別な染め、それが「夢こうろ染」です。
光によって色味が変化するという世界に類例のない性質をもつ「夢こうろ染」で鹿革を染め上げることにより、室内では黒や深紫に見える革色が、太陽光の下では赤みを帯びたワインのような上品で美しい色合いへと変化します。
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優しく、柔らかく、たっぷり収納
メイン収納のマチは最大幅約15mm、名刺枚数は約30枚まで対応。より多く枚数を入れたい方は、徐々に慣らすことで最大50枚程度の名刺が入るまで革が伸びてくれます。
さらに、メイン収納とは別に平ポケットが2つと全部で3つのポケット付きでたくさんの枚数をしっかり整理でき、見た目以上に収納力抜群。容量があり沢山入るので、お仕事で必要な名刺はもちろん、ICカードやショップのポイントカード、診察券などカードケースとしても最適な、機能性の高い便利で使えるおすすめアイテム。
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お手入れについて ~汚れがついた場合~
・革の表面についた汚れには、乾いた柔らかい布で乾拭きをして対処してください。
・素仕上げの鹿革はそのデリケートさゆえに、お手入れ用のクリームやスプレーのご使用は推奨いたしません。革の風合いが一度に大きく変化する可能性があります。お手入れについて ~濡れてしまった場合~
・乾いた柔らかい布で水分を拭き取り、財布やポーチ、小物など濡れてしまった皮革製品の形を整えて、日の当たらない風通しの良い場所で陰干ししてください。
・皮革製品が濡れていたり、高温多湿の環境に放置したりすると、皮革製品にカビが発生する恐れがあります。上記の手順でなるべく速やかに乾燥させてください。
・同じく濡れていたり高温多湿の環境にあったりすると、他の製品への色移りやカビが発生する恐れがあります。そのような状態の際は、他の皮革製品や異素材のものと接触させないようにしてください。
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防汚移染処理について
革製品の汚れが気になる方にも不安なくお使いいただくため、当店では「防汚移染処理」をした製品をご用意しています。(商品代金に+税込1,100円)
防汚移染処理とは素仕上げの製品の表面にコーティングを施す処理方法のこと。コーティング剤の主成分は「セリシン(絹の繭からとった天然のタンパク質)」です。ご希望の方は、商品をカートに入れた後、オプションでご選択ください。防汚移染処理のメリット
1.汚れ・傷がつきにくくなる。
2.汚れがついた場合、鹿革のタンナーである藤岡勇吉本店が開発した「Wax of the DeerSkin」(写真)でのお手入れが可能。
3.色落ち・色移りしにくくなる。
ただし、鹿革の特長で人気の高い理由のひとつでもある「しっとり、なめらかできめ細かい触り心地」は若干損なわれます。加えて色が少々濃くなる場合があるということもご理解ください。※防汚移染処理はご注文後の対応となります。お届けまで2週間程度頂戴いたしますので何卒ご了承くださいませ。
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鹿革サンプルを無料でお届けします
”レザーのカシミア”と呼ばれる鹿革ならではのやわらかくしっとりした手触りを感じていただくために、無料サンプルをお届けします。触れた瞬間から実感して頂ける質感のなめらかさと伸縮具合をお楽しみください。お気軽に下記の「鹿革サンプル請求フォーム」からご請求ください。