ご覧ください、この鮮やかな色たちを。
それぞれの色が、それぞれに”誇り”をもっているかのように、輝いています。シンプルなデザインではありますが、単純では無いのです。本来、革の色に合わせたステッチを施すのですが、よぉーくご覧いただくと、ブラウンにはブルーのステッチ、ブラックにはグリーンのステッチにするなど、あえてすこし外した色合いを組み込むことにより、それぞれに輝かしい個性をもったデザインとなっております。
かぶることはない”唯一無二”の色
この財布をかたどっている革は「タンポナートレザー」といいます。「タンポナート」とは、イタリアで脈々と受け継がれてきた伝統的な染色方法のことをいいます。まだ染色されていない素の革に、染料を染み込ませた綿で”ポンポンとたたきながら”色を加えていきます。色合いを見極めながら、色を塗り重ねていくため、熟練した技術とセンスを要するのです。本製品には、そのようにして仕上げられた革を用いています。
◆「タンポナート」という染色方法は、染料を染み込ませた綿でたたくようにして丁寧に地道に染めていきます。そのため、単色でもグラデーションがかったような表情になるのです。職人の技術や力加減によって異なる表情は、同じものはひとつとしてありません。
◆この外見と中身のギャップ、ときめきませんでしょうか。通常内装は、単色であることが多いかと思います。それもシンプルで良い。でも…。こちらは、カードケースとコインケースの部分に本体の革と同じカラーのキップヌメ革を使っているのです。このバイカラー、中を開けるたんびに、テンションが上がること間違いなしです。
◆ちゃんと気遣いのできるお財布です。「こんなところにッ!?」というところまで気を配ってくれています。なんとコインケースの裏にも、カード収納スペースがあるのです。でも、コインケース開けたままこのカード収納スペースを開けっちゃったりしないように、お気をつけくださいね。
◆こちらは、カードケースの裏側にもカードが収納できます。使う頻度が多いスーパーとかコンビニで使うカードたちは前側に、特別な時に使うポイントカードやクレジットカードなどは後ろのポケットに、というように仕分けもしやすいですよ。
◆ここも心くすぐるポイントです。「ボックス型」のコインケースです。マチの薄いコインケースはすっきりに見えるけれど、硬貨がすこし増えただけでパンッパンッになってしまいます。でも、このボックス型のコインケースであれば、 お買い物に行ってレジ前で「いくらあるのかなぁ…?」と思った時、大きく開くから中身を見渡せて探しやすくなっています。
◆お札入れも2層式です。紙幣の種類ごとに分けての収納も可能です。たとえば、よく海外旅行に行かれるという方であれば日本円と外貨と、またお札と家計簿用のレシートと、というようにいろいろな仕分け方法でお使いいただけるかと思います。
カラー
静かな青『ブルー』
忙しい日々。そんなせわしい心に落ち着きをもたらしてくれる青。でも、青ばかりの配色では寒々しいと感じてしまうかもしれません。そこで心を明るくほっとさせるキャメルを内装に用いて、全体的にメリハリはありつつも、心をときめかせるバイカラーに仕上がりました。
大地の色『ブラウン』
ブラウン系の色には、木や土、大地といった”自然”を感じさせ安心感をもたらすという効果があると言われています。暮らしに溶け込んで身近にいつもある色だからこそ、飽きることなくながーくご愛用いただけるカラーとなっております。
安心感の『キャメル』
キャメルも、ブラウン同様に”自然”を感じさせる温かみのあるカラーで、”温暖色”とも呼ばれています。そんなふうに心穏やかにしてくれるキャメルの内装に、甘くなりすぎないよう引き締め効果をもたらすダークブラウンを配しております。ともに温暖色であり安心感を与えてくれるこの絶妙なカラーリングには降参です。
情熱と生命力の『レッド』
「情熱の赤」といえばもうすでに定型句のようになっておりますが、こちらの赤はすこし味わいが違います。ご覧いただけますようにただただ「真っ赤」なだけではありません。「熟成された赤」とでも申しましょうか。妖艶なオーラを纏っています。さらに、内装のダークブラウンも相まって、まるで「フラメンコの女王」と呼ばれていそうではないでしょうか。
安らぎと調和の『グリーン』
なんなのでしょうか。このグリーンから放たれる“癒やしのオーラ”は。目にも優しいこの色味。また、タンポナートの染色で熟練した技術によって作り出される本当に絶妙な濃淡。でも、淡くなりすぎないように全体を引き締めるように、」ステッチにはブラウンを配しています。またこれ、絶妙なり。
不変と威厳の『ブラック』
この堂々たる姿。長年、使い続けられる“不変”の色。ひとつ持っていれば間違いないというものです。でも、全てを黒で統一してしまうと、重厚感が増すばかり。だから、ステッチにはグリーンを。内装には、キャメルをというように少しの抜け感もあって、親しみやすい黒となっています。