Takagi 株式会社 高木

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革に布の技を織り込む鞄メーカー。

東大阪市に工場を構える株式会社髙木は、革の製法に布帛(布製品)の技術や発想を取り入れた鞄作りをおこなう業界でも稀有な鞄メーカーです。

会社の入り口には大きく「鞄」の一文字が掲げられています。

布製の鞄と革製の鞄、どちらも鞄としては同じですが、製造法や用いられる技術は大きく異なります。2つのもの作りのノウハウを備えた高木の鞄作りとは、はたしていかなるものなのでしょうか。

革+布帛の新しい鞄作り。

布帛素材と革素材を自在に使いこなします。

創業当時から布帛(布製品)のバッグ作りが得意でしたが、3代目の髙木久爾氏は、自社の伝統に革製品の作り方を組み入れて、どちらの分野にも存在しなかった新しい鞄作りのスタイルを編みだすことに成功しました。

社長の髙木久爾氏。革と布帛の鞄作りに精通するベテラン職人です。

革と帆布、2つの異なる素材が同時に作られる光景も髙木では日常的。

革の鞄作りでは、材料の貼り合わせと芯材の使い方が基本となりますが、どうしても製品が重くなる傾向にあります。布帛の場合は、貼り合わせや芯材を入れない作り方が基本となります。

丸針は布用、菱針は革用と使い分けています。

そのため髙木の鞄作りは、鞄の耐久性を確保しつつも、いかに布帛のノウハウを駆使して軽量化できるかという視点を大切にしています。

次々と作られる革と帆布が組み合わさったバッグたち。

耐久性と軽量さという、相反する要素をうまく両立させるためには、柔軟な発想力と緻密な設計力が求められます。 そのため、髙木では型紙製作とサンプル製作の工程にとことん時間を費やします。けっして妥協せず、きれいに早く作れる方法はないだろうかと、何度も検討や修正を重ねていきます。

型紙作りの職人、サンプル師という仕事。

型紙というのは鞄作りにおけるいわば設計図のようなもので、型紙の製作には、サンプル師と呼ばれる専門の職人が担当します。 サンプル師はデザイナーが描いたデザインスケッチから型紙を起こし、サンプルのバッグを作成していきます。

サンプル製作室。髙木の頭脳であり、心臓部です。

サンプル師は単に試作品を1つ作るのでなく、量産時の生地や革の必要数を計算したりなど型紙の製作から見積もりに至るまで、製品設計の核となる部分がサンプル師の仕事となります。鞄作りの全工程をマスターしているのはもちろんのこと、後工程の作業者や職人が、いかに効率よく作業できるかまで考えて、型紙づくりに反映できるかどうかもきわめて重要となります。

サンプル師の嶋田さんです。

髙木では、サンプル師の嶋田さんと髙木社長がお互いに様々な意見を出し合って、鞄の設計図である型紙を作っていきます。 これまで様々な形、素材に挑戦をすることで得られたアイディアやひらめき、製作におけるノウハウは、髙木の鞄作りにとって欠くことの出来ない貴重な財産となっています。

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