珍しい国産素材、墨田のピッグスキン。
こちらは、牛革でもなく馬革でもなく、豚革”ピッグスキン”でつくられております。さらに墨田区産のピッグスキンをタンニンでなめし、その後クロムなめしをおこなうことで革に強靭さと柔軟さをもたせるのです。繊維の奥までしっかりオイルを入れて、最後は油圧プレスで圧力を加えつつ全体にワックスを塗り込んでおります。
ご使用の第一段階では、ワックスにクラッキング(革の表面を割り砕いたような風合い)と白化が生じ、まるで”和紙”のような趣深い表情となっていきます。
第二段階に入ると革にオイルとワックスが全体的に馴染み、くったりと柔らかくなりソフトな質感に育っていきます。使っていくほどに異なる表情になっていく、日々の変化が楽しみな革です。
驚愕的な軽さを実現。
”重そうな”見た目をいい意味で完璧に裏切る、大容量なのに驚くほど軽量なトートバッグです。見るからに重厚感だけを纏っているようなデザインですが、ピッグスキンを用いることで驚くほどに大胆な軽量化を実現しました。でも、重厚感が醸し出す雰囲気を壊さないように、ハンドルは太めで革の1本手仕様となっています。
総手縫い and 厚革巻きのハンドル
こちらのトートバッグを象徴する革巻きハンドル。厚さ4mmの革が1枚でも縫製などが難しいというのに、このハンドルはその分厚い牛ヌメ革を2枚重ねし、職人が手縫いで仕上げています。また、この革ハンドル内には芯材を入れず、革のみを巻き上げてつくられております。だからこそ、使い込むほどその人の手の形や肩のラインに沿って馴染んでいくのです。
▲背面のファスナーポケット
収納も充実。
バッグ背面には、ファスナーポケットを装備。大きめのポケットなので、ラウンドファスナーの長財布も収納可能です。武骨な見た目とは裏腹に、内装はブラックウォッチ柄。ファスナーポケットと小物ポケットとして仕切り付きオープンポケットが付いています。
とにかく大容量。
吸い込まれてしまいそうなほどの懐の広さ。牛革と比べると軽くまた通気性も良い、さらに摩擦にも強く丈夫で耐久性もあるピッグスキン。その革でつくられたからこそ、こんなに大きくてなんでも入っちゃうようなインパクトのある見た目でも、バッグそのものは驚異的な軽さです。持った瞬間に驚く人のなんと多いことか。
ただただ大きいだけではない。
大容量のショルダーはお出かけ先で荷物が増えても重宝するけど、長い持ち手は荷物が増えるのと比例して、荷物の重心が下がり肩の負荷も増えていきます。だけど、このバッグの持ち手はそこまで長くありません。だから、荷物が増えてもだらぁっと長くなったりしないので安定して持っていただけます。さらに持ち手は職人の手縫いという並々ならぬこだわり。一目置かれるバッグになること間違いなしです。