Wako Bag ワコーバッグ株式会社

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「遊び心」と「挑戦」で技術の継承と発展を目指すメーカー。

創業66年の老舗、ワコーバッグは長年に渡って国内大手鞄メーカーの指定工場として鞄の製造に携わってきました。培われてきた鞄作りのノウハウは業界屈指、2017年のジャパンレザーアワードではバッグ部門におけるベストデザインを受賞するなど、先鋭的なモノづくりにも意欲的なメーカーです。

代表取締役の和田光平氏。彼もまたベテランの鞄職人。

ワコーバッグは創業以来、大手メーカーの指定工場として長年に渡って鞄製造を行ってきましたが、 メーカーとしての技術力はあっても商品開発力が乏しいことが長年の課題となっていました。

自社の商品開発力を高めていくためには、単一の作業の繰り返しや工程に習熟するだけでは足りない、 先代から受け継がれてきた技術に加えて、創作的な仕事に繋がっていく「遊びの心」を持つことがワコーバッグの鞄作りだと和田社長は語ります。

創作的な仕事のススメ

そのためワコーバッグでは社員に、出来栄えや完成度をあえて問わず、1つの鞄を1人だけで最初から最後まで作ってみることに挑戦してもらっているとのこと。

自分の趣味や好奇心を出発点にして、鞄を作ること、世に無いものを創作していく仕事そのものを、楽しいと感じてもらいたいというのが和田社長の信念です。

優秀な製品は鞄コンクールに出品。受賞歴も豊富です。

そんな和田社長の口ぐせは「何でもいいから、やってみてごらん」

日々の仕事においても、自分で考えて、ちょっとでも早くて、きれいに仕上がる方法を考えることを推奨しているそうです。 和田氏から発せられる言葉の端々からは、経営者と職人、異なる二つの仕事を両立させつつ、さらには次世代に繋げようとする育成者としての印象を強く感じました。

ワコーバッグを支える道具たち。

職人の手による伝承的な技法と、高性能な機械を自在に使いこなすこと、 良いものを作るというシンプルな理念に基づく両者の融合が、ワコーバッグの鞄作りを支えています。

回転ポストミシン

ポストミシンは、通常は横から出ているアームが垂直になっているため、縫う対象を自由に回せるミシンです。 形状の自由度が高くなるため、デザインの制約なく、より複雑で立体的なものが縫製できるようになります。 その反面、アームヘッドがとても小さくて置いたものが安定しないため、操作性がきわめて難しいミシンといえます。

大阪鞄ブランドのトートもこのミシンで縫い上げます。

ワコーバッグの工房で稼働するポストミシンは、通常よりアームが長くなったハイポストタイプ。バッグを取り回す都合上、主に立った状態でミシンを操作します。トートバッグのように奥が深い形状を作るのに活躍しています。

職人独自の道具、革包丁。

革包丁は、革の断ち切るために使う道具で、鞄作りにおいては必要不可欠な道具です。 最初はみな同じ形であっても、革を長く断つのに特化した形状、細かいパーツを切り出す際に使う形状など、刃のどこを使うか、どこで切るのかによって、求める刃の理想形は変わります。

研ぐ範囲や角度を変えることにより、革包丁は次第に、より最適な形状へと変化していきます。

工房のモノづくりに対する実直さ。

ワコーバッグの鞄作りは、オートクチュールのような豪華さ、高級品を作るのではなく、知性的で上質感のある「唯一無二のレディ・メイド」を追い求める気概を感じました。 これから生み出されるバッグの数々から、工房発信のモノづくりに対する実直さが、ユーザーに対して伝わると信じます。

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