皆様こんにちは。
本日は、手ぶらで歩く楽しみが増すような、柿渋染のバッグをご紹介いたします。
2WAYで、ウエストポーチにもミニショルダーバッグにもなる便利なアイテム。こちらも長年人気の商品です。
わたくし、このちいさなバッグを初めて手にとって見たときに、なぜかはっとしました。
以前、どこかでお会いしましたっけ。いや、初めてですよね。
なにかが懐かしい、なにかが新鮮な、 渋柿家・柿渋染め帆布ポーチ
このバッグは柿渋染めとヌメ革のコンビです。ヌメ革できれいに縁取り、パイピングも挟み込んでまっとうなデザイン。まっとうな作り方。表から見える革の部品は全てコバも磨いて濃いめの色をつけて落ち着かせている。見れば見るほどクラフツマンシップと言いますか、細かいこだわりがたくさん詰まっています。
もしかしたらそこが懐かしいのでしょうか。昔気質の職人さんのこだわり。
今求められているサイズ
ここ数年、お財布(長財布)にそのまま肩紐がついたお財布ショルダーや、サコッシュ(貴重品だけを入れて持ち歩けるポシェットのようなもの)が人気で、定着してきました。
香久山鞄店でも好評の商品の一部です。
やはり、一度手ぶらで歩く「ラクさ」を味わってしまうと、癖になるのでしょうか。
最小限の荷物、貴重品だけって、細かく言うと何なのか。
絶対誰もが持ち歩く(であろう)最小限の4点
- 1. 財布: ここで長財布にするか、小さい財布を導入するかでバッグのサイズが左右されます。
- 2. 携帯電話:(スマートフォンあるいはガラケー。この選択肢も多少バッグのサイズに影響)
- 3. ハンカチとティッシュといった身の回りの品:個人差ありそうです。
- 4. 家の鍵:これなしに出掛けたら、空き家に入られる OR 家に戻っても中に入れない、 という憂き目が待っています。
ここからは、オプションです。
- 5. クルマの鍵 OR 交通パス: 移動手段によって。両方の場合もあります。
- 6. ペンとメモ帳:旅や、散策の思い出や、その時思いついたことは手書きで残したい。
- 7. 文庫本 OR 新書
- 8. メガネケース
出たな、箇条書き。
あれ、結構色々持ち歩くじゃないですか。本当に入ります?
実際ためしてみましょう!
第一弾:ごつい目の長財布を入れた場合
まずは、香久山鞄店のご紹介している長財布の中でもあえて大きめ、ごつい目の〈ライダースウォレット〉。
これは……で、でかい。これをいれたらお腹いっぱいになってしまいそうです。
その上、まさかお財布だけ持っていくわけではないので
スマートフォン、ハンカチとティッシュペーパー、鍵をいれてみましょう。
問題なくはいりました!(もちろんファスナーも余裕で閉まります)
小さいバッグに入れる荷物は、何がいいんでしょうか。
とはいえ、小さいバッグに大きいお財布を入れることをオススメしているわけではありません。バランスのいい構成にして持ち物を揃えたら、それだけバッグも活用していただけるのですから、もう少し実験をしてみましょう。
第2弾 長財布でも、ちょっとスリムなものを合わせる
第2弾は、やさしい手触りの牛革長財布 AOK_2972 で試します。
今回の持ち物は、
- そんなにはおっきくない長財布
- スマートフォン
- 文庫本
- キーケース
- ハンカチ
- ティッシュペーパー
さて、長財布人口の多さを考えると、「とっとと小さい財布に代えちゃいましょう!ヘイ!」と安易なことは申せません。
前出の「相当デカい長財布」を、「そんなにおっきいわけでは無い長財布」にかえるだけで、文庫本とキーケースが入るようになります!
じゃーん。
第3弾 さらに、2つ折りのお財布にしてみましょう
「割とおおきいキーケース」も入るようになりました!
このとおり。
第4弾 元号がかわっても、アナログは不滅です。
続きまして、アナログ好き(わたくしもです)のお客様に贈る 「荷物を少なくしても普段の生活と比べて不自由したくない」お荷物。
ここではスマートフォンは添え物。メガネケース、文庫本、ペンとメモ帳が我が物顔をしています。お財布は、最近人気の薄型。
入りました!まあ、ちょっと満員なのは確かです(汗)。
というわけで、この 2WAY ウエストポーチ×ミニショルダーバッグ、持ち物を削ぎ落としすぎて不便、もうちょっと入ればいいのに、といったお声もあまり無く、皆様にご愛用いただいている理由がわかった気がします。
収納力に関して言うと、小さいなりに、ちょうどいいサイズなのです。
これらの寸法はカブセの内側を計測していますので、商品ページの数値と差異が多少ございます。ファスナー部は有効な開口幅とお考えください。
まとめ:使い勝手だけじゃない、柿渋染め2WAYウエストポーチ×ミニショルダー
収納力のお話ばっかりしてしまいました。それだとつまらないので
ミニショルダーとして持ったらこんな感じです。素材の存在感もあるので、小さいとは言え男性が持ってもバランスがよく見えます。なんだかおしゃれですよ、マネキン氏。
さりげないけれど、素材もつくりも本格的。小さいバッグで手ぶらで出掛けられて、言うことありません。
素材といえば、柿渋染めの能書きを全然していませんね。その日本古来、かつ奈良に根ざした希少な素材/手法のことは、また次回以降に。お楽しみに。
香久山鞄店 二見