2018/12/23

ボディバッグ

こんにちは、革と帆布のかばん専門店 香久山鞄店スタッフのよちこです。

今回の鞄コラムのテーマは「海外旅行で使える!鞄のプロも使ってる旅行用サブバッグ」です。鞄のプロって誰のことだよと思ったら、自分のことだった。同じバッグ使用歴20年の、ややカビの生えた経験を元に今回の記事をまとめてみました。

前回の鞄コラムでご紹介したロウビキ帆布の2WAYボディ&ウェストバッグですが、これがとにかく軽くて丈夫なので、かれこれ20年以上ずっと使っております。そのくせ使い方に関してはなお未熟であります。

ではインドネシアのバリ島サバイバル生活において、このロウビキ帆布の2WAYボディ&ウェストバッグがいかに役に立ったかを当時記録していた旅日記を元にお伝えしてみたいと思う。

歩き回る海外旅行には2WAYバッグが便利だった!

ロウビキ帆布のボディバッグ

当時の旅日記には「Bagを前にすると、腰痛めないし防犯にも」とだけ記されておりました。バッグをBagと書いてるのが今更ながら癪にさわるが、今となってはもう少し鞄に関する情報がほしいところであります。

さて2WAYバッグというと、2通りあっても、だいたい自分が使いやすい持ち方に定着しがちです。私はロウビキ帆布の2WAYボディ&ウェストバッグをボディバッグやウェストバッグだけでなく、肩掛けでショルダーバッグ的にも使っておりました。同じ持ち方だとどうしても肩や腰が痛くなるから使い分けていたんですけど、とにかく移動の多い海外旅行ではバッグの持ち方・使い方が状況に合わせて選べるというのはものすごく楽です。

ロウビキ帆布ボディバッグの中身。

ロウビキ帆布のボディバッグ

さて、中にはどんなものを入れていたのでしょうか。さらに当時の記録を調べましたところ、私はこんなものを入れておりました。

  • 1.お財布(札入れ2つあるタイプ)
  • 2.インドネシア語の会話集(ミニ辞書と迷う)
  • 3.インドネシア語のミニ辞書(会話集と迷う)
  • 4.ガイドブック(なかったらどこにも行けない)
  • 5.メモ&日記(書くのは大変だが楽しい)
  • 6.ボールペン/3色ボールペン(便利)
  • 7.カメラ(ないと全て記録しなアカン)
  • 8.たばこ(1日1本の計算で)
  • 8.ライター(100円ので十分だ)
  • 10.ハンカチ(汗がいっぱい出るので)
  • 11.ティッシュ(いろいろ役立つ)
  • 12.カシオミニ(ミニ電卓。騙されないために)
  • 13.日焼け止め(忘れたら一巻の終わり)
  • 14.懐中電灯(いつも役立つ)
  • 15.あめ(梅味が個人的ベスト)
  • 16.パスポート(必需品であろう)
  • 17.超音波虫よけ(何が何でも持っていく)
  • 18.時計キーホルダー(腕時計は暑いので)
  • 19.ナイフ(手荷物だと空港で没収)

なげーよ。なんと19品目という膨大なアイテム数ですが、ほぼ収めることが可能です。記憶に無いけど、すげーよ。現在ならカメラとか時計とか電卓とか懐中電灯とか、ひょっとしたら会話集まですべてスマホで事足りるんじゃないだろうか。旅行用のサブバッグ、持っていくサイズで悩む人も多いと思いますが、このバッグ小さいけど、けっこう入りますよ。

帆布素材だから熱帯に馴染む。

ロウビキ帆布のボディバッグ

バリ滞在中、寝るときとシャワー以外はトイレ中でもこのバッグを身に着けていたのですが、とにかく赤道直下のバリはどこでも暑かったので風通しがよくて蒸れにくい帆布という素材の選択は、とてもありがたかったことを覚えています。

また、ロウビキ帆布の素材感も、どことなくバリの風土に似合うというか馴染むというか、つまり土くさい。だがそれがいい。おかげで「ハッこいつ、旅なれてやがる」感が醸し出され、安心して旅ができるというものです。

雨ニモ負ケズ、ロウビキパラフィン。

ロウビキ帆布のボディバッグ

インドネシア、そしてバリといえば突然降り出すスコールです。そんな不意の豪雨にもロウビキパラフィン加工の撥水性が存分に発揮されました。少なくともロウビキ帆布の2WAYボディ&ウェストバッグを使って以来、中身が濡れて困ったという事案はございません。メイン収納と前ポケットを覆うようにかぶせが付いてるため防水的にも防犯的にもプロテクション効果が高いと思われます。

バッグを財布代わりに使っていた。

ロウビキ帆布のボディバッグ

1ヶ月も過ごしておりますと、財布を出したり引っ込めたりするのがだんだん煩わしくなってまいりました。かといって服のポケットになんぞ入れてらんないというか、そもそも着ている服にはポケットがなかった。困った。いや財布を使えばいいだろ。

仕方なしにメイン収納部のポケットに突っ込んで使ったところ、これがメチャクチャ使いやすいことに気が付きました。腰回りの位置取りといい、ざっくり大ざっぱな会計方法といい、すべてが明朗快濶。古代日本が生んだ伝説の「どんぶり勘定スタイル」であります。

こうしてバリ島サバイバル生活におけるロウビキ帆布の2WAYボディ&ウェストバッグの用途は、最終的にお財布バッグに変貌を遂げることでついに完成をみたのでありました。とっぴんぱらりのぷう。

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因果律によって、束ねられし糸は、今結ばれた!