こんにちは、革と帆布のかばん専門店 香久山鞄店スタッフの金平糖です。
6月初旬、九州南部や関東地方が梅雨入りして、近畿もいつ入梅するのかと、なぜかそわそわ。テレビの向こうの天気予報士さんに、「いつなんですか?」と聞いてみてしまうほど、そわそわ。
でも、これがなかなか入らない。
と言っている矢先に、先日やっと九州北部・四国・中国・近畿地方が一斉に梅雨入りしたとみられると発表されました。統計を取り始めた1951年以降で、最も遅い梅雨入りだそう。恵みの雨にならんことを祈りつつ、これからのお出かけは雨模様の日も多くなるかもしれませんね。
私事ですが、勤務表が出て、7月の休日を卓上カレンダーに書き込んでいましたところ、 7月23日(火)に『大暑』という文字が目に留まりました。
「大暑」は、一年の季節を二十四分割して季節を表す言葉をつけている二十四節気の一つです。 文字を見るだけでも、暑さを感じそうです。
でも、「大」暑があればちゃんとちゃんと「小」暑もあるのです。
「小暑」は、個人的な見解では、猛烈に暑い日々の中に少しだけ過ごしやすい日があるという意味なのかと思っておりました……。ところが……。
なんと「小暑」は、これから暑さがどんどん強くなるという意味で、本格的な夏の始まりを告げる日だったのです! 今年の「小暑」は7月7日。七夕の日に、暦の上では本格的な夏が始まるのです。
そして、暑くとも夏はイベントの季節!
フェス、花火・祭り、プール、急流すべり、高校野球とお出かけイベント満載です。
ところが、真夏日(30度以上)、猛暑日(35度以上)がこれほど多いとなると、タオルや熱中症予防にきっちりと水分と塩分を持ち歩かねば、体調を崩しかねません。そうなってしまうと、イベントを存分に楽しめなくなってしまいますね。それは、勿体ない。
そこで、たっぷり収納でカラーも涼しげな帆布バッグをご紹介したいと思います!
◆ノマドワーカーズトート BP_SMIC025
こちらは、香久山鞄店ロングセラーの帆布トートバッグです。
滋賀県高島。その地は、古くは江戸時代から帆布を生産している地域です。 詳しくは、私の師匠が以前『高島帆布』について暑く真面目に語っていますので、よろしければそちらもご覧ください。
こちらのトートを形作る帆布は、生地に撥水性を持たせるパラフィン加工と独特な表情の生地に仕上げるバイオ加工を施した帆布です。マチ幅は13cm。水筒やペットボトル、タオルも充分収納可能です。 カラーは全6色。その中から、涼しげに見える色をPICK UPしてみました。
◇ベージュ
◇ライトグレー
◆バイオ帆布の2WAYショルダートート BP_LMIC072
こちらは、バイオ帆布。「バイオ= bio =生物学の 」といった意味があります。
酵素という微生物の力を借りて作られているので、「バイオ帆布」と名付けられたのです。
今回、選んだのは爽やかなアイボリー。
持ち手やファスナーの引手などにも、ブルーのヌメ革を用いていて、なんとも涼やかな組み合わせです。 小暑・大暑を迎えるこれからの季節にぴったりです。
こちらも、我が師匠が少々ハイテンションで、でもしっかりと詳しい内容を執筆した『バイオ帆布』のコラムをご覧いただければと思います。
◆バイオ帆布の3層収納・2WAYショルダートート BP_LMIC076
収納部屋が3つあるショルダートート。ベルトは取り外し可能です。真ん中にはファスナー、左右には開けやすいマグネットホック付きのあおりポケットありという、随所に使い勝手の良さが散りばめられた2WAYの帆布バッグです。
バイオ加工は、別名「酵素減量加工」とも言われています。
文字からもわかるように、酵素という微生物が絶妙な量の生地を食べてくれるので、がっしりした帆布は、頑丈さはそのままに柔らかく馴染みの良い生地に仕上がり、体に優しくフィットするようになるのです。
綺麗な澄み切った青空を見ると、どこか出かけたくなる。 そんな時の、お出かけの相棒として帆布バッグはいかかでしょうか?
サイズ感や軽さ、色味など実物は、奈良県橿原市にある奈良本店や一部商品を東京の表参道店・銀座店にてご覧いただけます。ご来店いただいたお客様からは、バイオ帆布の軽さや柔らかさには、いつも驚きのお言葉をいただきます。
奈良本店は、都市部から少し離れたところにはなりますが、周辺には新元号の由来『万葉集』の舞台となった場所や資料館、古墳や宮跡など古代のロマンを見て、時間の流れをゆっくり感じられる地がございます。お時間がございましたら、お出かけ先の候補としていかがでしょうか。
皆様のご来店を、心よりお待ち申し上げております。
最後まで、お読みいただき誠にありがとうございました。