Nishikaze 株式会社 ニシカゼ

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創業66年の老舗に「新しい風」

大阪平野区に拠点を構える株式会社ニシカゼは、創業66年、鞄業界でも老舗メーカーの1社です。

老舗と聞けば、どこかいかめしい印象がありますが、今回取材に訪れたニシカゼの工場は、従来の雑然とした製造現場のイメージを覆す、革新的な風を感じさせる佇まいでした。

2階にある工房併設のワークショップ。

自然光をふんだんに取り入れ、木のぬくもりと革の素材があふれる直販店舗です。

店舗の什器は、どこかに革の要素がミックスされています。

大工さんに枠だけ作ってもらい、革の貼り込みや組付けなど、仕上げは社内でされたとのこと。ニシカゼさんが目指している事業ビジョンが伝わってきます。

プランターを革で包むという新発想。ベンチも革張りです。

あの、ウチの什器もいつかそのうち作ってもらえませんか。

新しい方法による、新しい鞄づくり

ニシカゼ代表取締役、西風勝行氏。

大手メーカーのOEM事業を一手に引き受けるなど業績を伸ばしてきたニシカゼさんですが、現場を支える職人さんの高齢化が進む状況に、今後の技術継承や事業継続に不安を感じていたそうです。やがて工場移転を機に、老舗の鞄メーカーは大きな転機を迎えます。

工場移転を挟んで、まず最初に行ったのは、未経験者を積極的に採用することでした。 職人の経験や勘が必要な道具をやめて、新しい道具への切り替えや、最新鋭の設備導入にも踏み切りました。

また、各工程の作業を完全分業制にして、作業ごとの徹底したマニュアル化を推し進めた結果、 経験の浅い従業員でも短期間で熟練職人と同じような仕事ができるようになりました。

モノづくりが大好きな新人から50年以上の熟練の職人まで幅広い世代の人間が集まり、同じ環境でよい刺激を与え合いながら切磋琢磨しています。

社長自身が敏腕の鞄職人でもある。サンプル制作や型紙の設計をおこなうのも社長の仕事です。

丁寧に作るということの徹底。

時間がかかってもいいから、決して雑に作ることはしない、それがニシカゼさんの仕事で最も大切にされていることです。

商品が売れて、生産を優先すればするほど見失われがちな部分ですが、決しておろそかにしない姿勢が今の信頼につながっています。

とにかく丁寧、手際が良いニシカゼさんの職人。

ニシカゼの職人さんをみて最初に強く感じたのは、作業する指先にまで心がこもっているということ。 作業に一切の淀みがなく、まるで流れるように緩急自在。とにかく丁寧な作業が印象的でした。

社長が決めた限度基準であっても、これでいいんですか、と逆に社員からダメ出しをされることもあるそうです。 社員全員がプロ意識を備えた職人に育っている点が、ニシカゼさんの本当の強みなのかもしれません。

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