Shinoda 株式会社 シノダ

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小規模・小ロット生産のスタイルを貫く職人気質の鞄工場。

大阪市生野区にある株式会社シノダは小規模な鞄メーカーです。小規模この体制だからこそ、できることがあります。それは小ロット生産。今でこそ多品種少量生産が求められていますが、10年以上前からずっとこの体制で、他社が出来ない難しい仕事をやり続けてきました。

隣近所とは壁一枚で隔て合う、昔ながらの町家風景の中に、シノダさんの工場はあります。

今だからこそ必要とされる、小ロットのやり方。

工場に置かれたドイツ・アドラー社製の腕ミシン。

裁断から縫製まで、すべての工程を社内一貫の製造体制で対応。素材や金具の選択・素材の裁断・事前下加工・縫製など、鞄作りにおける全工程を知り尽くしているため、少量の鞄製造にも柔軟に対応できます。

そのため縫製や部品加工に至るまで他社では真似の出来ない高品質に仕上げることができる、それがシノダの鞄作りの特徴であり強みでもあります。

玉縁(タマブチ)と呼ばれるパーツを製作しています。

玉縁の芯材にヌメ革の革紐を使っています。見えない部分のため、通常は線材入りの塩ビなどが定番素材ですが、ヌメ革の革紐を使うことで屈曲にも強くなり、長く使っても、折れた芯材が革を突き破って露出するようなこともありません。

人の嫌がる仕事、技術的に難しい仕事を選び続けてやってきた。

シノダさんがずっと大切にされているのは、他社の嫌がる仕事、それも技術的に困難な仕事を選んで引き受ける、ということ。 あえて難易度の高い、他が出来ない仕事に挑み続けることで、大手メーカーには作りたくても作れない高品質な鞄を作る技術が社内に蓄積されてきました。

技能認定(皮革)鞄部門1級を持つ篠田英志氏。

職人のミシン使いを近くで拝見させていただきました。曲線が複合した難しい縫製ですが、鮮やかな手さばきで縫い上げます。

いくつもの工程で高まる完成度。

前工程の材料の貼り合わせが重要で、ここをしっかりやることで複雑な曲線であっても、革の膨らみや余りを作ることなく、きれいに仕上げることができます。通常のバッグよりも遥かに手間と時間がかかりますが、製品となった際にはっきりした差が出てくる部分です。

シノダのもの作り、その原点。

60年間、とことん使い込まれたヤットコ。

このヤットコは創業者である篠田次郎氏が、鞄職人として一番最初に買った道具です。60年以上使い続けて未だに現役というから驚きです。微妙な力加減が必要な革パーツの押さえには欠かせないとのこと。

いつしか自分の指となり得る道具。

60年使われてきたヤットコを触らせていただきました。重量がある鍛造品でありながら不思議と羽のように軽く、ほんの僅かな動きでも開閉します。まるで自分の指を動かしているかのような感触でした。しかも持ち手が絶妙な具合にすり減っているため、手のひらに吸い付くようなタッチ感です。60年の歳月を経て、達人の道具へと変貌を遂げていました。

使い込まれた道具の数々。

鞄作りに欠かせない道具類は、工場の壁に掛かっています。シノダ創業以来続くもの作りの原点が、この壁の道具たちといえます。

その卓越した技術のすべてを注ぎ込んで作られた鞄を、職人が1つ1つ仕上げてまいります。

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